プリンのおはなし
先日、プリン本舗さんの、侍のプリンをいただきました。
おっきかった…。とろっとしていて、たまごっぽさもあって、おぉ〜、プリン!という感じのプリンでした。おっきいけど飽きない。カラメルが他社のより苦め?なので、バランスが良かったです。
プリンがとっても好きです。
1番好きなのは、母が昔作ってくれていたプリンです。シンプルで、すが入りまくっていてとても売りには出せないようなものだけど、素朴でおいしいのです。
売ってるのだと、ちゃあんとガラス瓶などに入っている、卵と牛乳でできているのが好きです。ゼラチンが入っているのは…、「こんなんゼリーやんけ」とか言いながらおいしく食べます。たまーに、プッチンプリンとか無性に食べたくなる時ありますよね。
コストコで買った大容量プリン。すっごく幸せだったけど、辛かった…。
さて、プリンのお話。
上記のプリンたちは、カスタードプリンという部類になります。甘い茶碗蒸しですね。
以前、凝固剤については載せたような気がしますが、プリンにおいては卵の熱凝固性がこの役割を果たします。
卵はたんぱく質の塊ですが、卵白と卵黄ではその性質が異なるため、違う温度で凝固します。例えば完全に凝固する温度は、卵白で80℃、卵黄で65〜70℃です。また、ここに砂糖を加えることでたんぱく質の凝固が遅れるので、その量によって食感を変えることができます。
この熱凝固性は、お菓子界だとクレームパティシエール(カスタードクリーム)にも利用されています。
そもそもプリンというのは、イギリスのプディングからきています。
その始まりは、15世紀半ば〜17世紀半ばに、パンくずや小麦粉、卵、牛脂などを混ぜて蒸し焼きにしたものと言われています。
なので、蒸し料理を指しているというイメージです。
最近は欧州の菓子が本当によく流れてくるので見かけた方もいらっしゃるかもしれませんが、イギリスのクリスマスといえばクリスマス・プディングですよね。ちょっとぶっきーな見た目の。調べたらBBCのfood recipesにもありました。たくさんのフルーツと、お酒、小麦粉、スパイス、卵、砂糖、バター等を混ぜ合わせて焼き上げるお菓子です。洋酒たっぷりで、燃えるらしいですよ、おもしろい。
あと!日本でもしばしば見かけるプディングといえば!パンプディング!
プリン液にパンを漬け込んで焼いた見た目グラタンみたいなお菓子です。その昔、ホテルのブッフェにパンプディングが出てめちゃくちゃ食べた記憶があります。おいしかったなぁ…。
寒い冬にももってこいですね、いつかのおやつにしようっと。
おまけで、全然お菓子じゃありませんが、ブラックプディングっていうのがあります。いかにも怪しげですが、本性はブラッドソーセージ。日本人からはマズイと不評の、豚の血が混ざっているソーセージ。なんだか書いていて寒気がしてきましたが、イギリスでは朝食に出るらしいです。怖い。
いろんなプディングがありました。おいしいプリンをたくさん食べて、プリンランキングを作りたい。