お気に入りのタルト
おいしいスイーツを食べたら書き留めておくため、そしてスイーツの背景事情(文化、歴史、作り方)を学ぶためにブログにしたいと常々思っていたのですが、
昨日スイーツコンシェルジュのテストに合格したので、重い腰を上げて始めます。
初回は、1番好きなケーキかも、というくらいのお気に入りのタルトから。
神保町にある、『style' s cakes & Co.』という小さいけれど人気のケーキ屋さん。モンブランタルトとチョコレートタルト、キャラメルバナナパイです。大好き。
ここのタルトは他のケーキ屋さんよりもパート・シュクレ(タルト生地)が硬めで、フォークを入れるのも大変なくらいです。でもザクザクとした食感が楽しめます。
フィリングのひとつひとつもただ甘いだけ、ではなくて、良い素材を使っているんだろうな〜と感じます。
包装紙もおしゃれで、お店の方も素敵な方々なので、リピートしたくなります!
タルトの豆知識を書きたかったけど、分野が多いので今回は『タルト』の名前にフォーカスします。
タルトは、フランス語ではtarte、英語ではtart、ドイツ語はtorteと呼ばれています。いずれも、ローマ時代のトゥールト、トールタ(皿状の焼き菓子)が語源です。
oxfordの辞書を引いてみると、an open pastry case containing a sweet or savory fillingと出ています。これだとパイ(キッシュも含め)とあまり定義としては変わらない感じですね。
ザッハトルテがタルト生地を使用していないように、ドイツ語においてもホールケーキ全般を指すのがtorteです。
語源の影響力が強そうですね。
そういえば日本でも、タルトと言いつつ所謂タルトじゃないのがありました。
あんこのロールケーキみたいな、一六タルト。
わたしたちがケーキとして食べるタルトは、主にパート・シュクレです。これはフランス語。
基本的にパート・シュクレは生地を指す気がするので、どこの国でもケーキ屋さんではタルトって言って買えるはず…。
おまけで、韓国語ではタルトゥ(타르트)、中国語では馅饼(読めない…)、マレー語はtartって言うみたいです。
以上、言葉としてのタルトでした。
今度は、タルト生地の種類や歴史を調べたいと思います!ありがとうございました!